風呂の水栓からの水漏れ

修理の前に。

・元栓は忘れずに閉める。
・給湯器を止めておく。
・バケツに水を汲んでおく(元栓を止めると掃除などに使う水が出なくなるため)


当たり前ですが元栓を閉めると水が出ません。
水を使いたくなったときに思い出すことが多いので、要注意です。

MYMのMS364、2ハンドルシャワー水栓です(たぶん)。

水を出すとハンドル下から微妙に漏れることの修理です。

結論から言えば、Oリングの劣化です。MYMでよくあるらしいです。


シャワーは既に交換済みです。

微妙に漏れています。

ハンドルの中は結構汚い。

MYMの場合、このような構造で他メーカーとちょっと変わっています。

このように分かれます。

スピンドル(中央の棒)の途中にはまっているOリング(10mm)が漏れの原因です。

ついでなので、押さえのOリングと、下のケレップ(コマ)も交換します。

外した状態。少し掃除します。

現物を見つつ合いそうなものを買ってきました。
内径9.8mm 太さ1.9mmのOリングも買ってきましたが、これは細すぎたので使っていません。

SANEI 補修Oリング 10A
内径9.8mm、太さ2.4mm

SANEIOリング PP50-18 17.8×2.4 138円

SANEI ケレップ 3個328円

KVK 水栓用シリコングリス 1474円

掃除すると動きが渋くなりがちなので、シリコングリスを塗ります。
割高なので普通のシリコングリス(安全性が気になるならH1グレード)で良いと思いますが、そんなに大量に使わないので、これでもいいかなと思います。

シャワー・カラン切り替え部分からも漏れていたので、こちらはまるごと交換しました。

MYMの水栓事業は、KVKが引き継いでいますので、MYM純正部品との記載があります。

KP709 998円(税別)

こちらもOリング交換でも大丈夫です。

取り付け終わり。切替弁のハンドルはねじが合わなくて付きませんでした。あとで合うものを買ってきます。

ハンドルは内部の汚れがわかりやすい透明タイプにしました。

ハンドルのねじは締めすぎると回りにくくなるので、ガタつかない程度で十分です。

PR18A-13 2個1896円

切替のハンドルは合うものが見つかりませんでした。(動けば良いということであれば、候補はある)

元とニコイチにしました。

スピンドルについているOリングとパッキンだけ交換。本体は新しい物を採用。


ようやく完了。

カラン:蛇口のこと。オランダ語で鶴。英語で鶴はクレーン。

Faucet:蛇口の英訳。